忘れられない思い出(失恋について考える2)

『忘れたい過去』ってありますか?

『忘れたい』のに忘れられないのは辛いですよね。こういう私も20年も前の失恋から立ち直れていないのですが…。

何故忘れられないのか?

 何を忘れられないのか?

を考えることって大切だと思います。

『何故、忘れられないのか?』については、白熊効果で書きましたので、『何を忘れられないのか?』を書いてみます。

私の場合、フラッシュバックのように思い出すことは、ほぼ全て『何かを与えてもらったことばかりです。』逆に『何かを与えた』という思い出は霞がかかってあまり鮮明に思い出せません。皆さんはどうですか?(与えた記憶は『魚の骨の置物』のみ)

自分を形作るのは、人がどのように接してくれているか?に大きく依存している気がします。『私が生きていることは価値があるのだよ。』と認めてもらったという記憶、それが『与えてもらった』記憶なのではないでしょうか。

だから、誰かから大切に想ってもらえたこと、評価してもらったことが忘れられなくなるのだと思います。だって、それが自分の存在理由だったからです。

そんな大切な思い出なのに何故『忘れたい』のでしょうか?もし本当に忘れてしまったら、過去の自分の存在理由が無くなってしまうのに…。

(コメント歓迎)